Dr.ゴルゴ について

2003年に開業したDr.ゴルゴ診療所の代表。 車をいじって24年、ワーゲンは21年、MINI(レースのみ)は 18年、京都のワーゲンフリークの間では何故かゴルゴと呼ばれる。 ポリシーに「妥協しない。不可能を可能にする。」を掲げ、常に最先端に挑戦し続ける。 特にエンジン周りのチューニング・修理を得意とする。 少し神経質で几帳面な性格から、近場であれば往診も請け負い、 修理箇所以外で気になる点があれば、アドバイス&こっそりサービス・・・など、 町医者ならではの対応に人気あり。

210カリーナ

5バルブから111系の4バルブに戻ったエンジンのクラッチ交換です。

AE101、5バルブからはなんとなく進化はしてるようです。

しかし、重いし、取付かたがめんどくさい。

シビックならどれだけ楽か。

なぜか時間かかりました。

シビックB16系なら1時間あれば十分ミッションギア交換もできるくらいなのに。

この日は、次の日にVWにイベントが岡山であるらしく、その日に間に合わせてくれの車両と、

明日行くから今から作業とか何かで、210カリーナは後回し。

その日は1日に5台作業、終了は午前4時くらいだったかな?

おかげでイベントに行けませんでした。

しかし、なぜか群馬からクラッチ交換に来てくれたので、信頼されててうれしいのですが、近場にいくらでもあるじゃ―ーん。

と言ってあげましたが、海外に行く車両らしくしっかり見てくださいとのことでした。

絶対に失敗できないというかなりのプレッシャーでした。

信頼してもらえるということは自分の財産になりました。

燃焼ヒータシステム改善、vw181

純正のヒーターなんですが、作動したりしなかったりらしく、作動してみると動かない。

本人が言うには、たたけば動いてた。

どこが原因なんだろうか??

制御回路の解読に2時間かかりました。

なかなか優れもので、送風ファンが回ると、そこに接点があり燃料ポンプの作動タイミングを決めてるシステムで、
さらに、熱感知サーモがあり高温になると切れる。

コノヤローーー熱いんだよーー、切ってやるぜーーー。

というシステムです。

熱に関しては、燃焼側サーモと送風熱側サーモがあり、どちらもリレーで制御でした。

しかし、温度で切ってしまうと、冷却ファンが回っているので燃焼は止まっても、燃料の供給は止まらずガソリン臭い時間が続きます。

設計者はこの辺の細かな制御は気にしなかったのでしょう。

なぜダメか??

ガソリンが燃焼シリンダーに供給し続けると、不完全燃焼が起こりすすが溜まります。

それがプラグと燃焼揮発ネット(金網)部に付着して気化しなかったのでした。

これを防ぐには、燃料カット制御でした。

設計者がどうして燃料を出し続けていたかをいろいろ実験しましたが、やはりいらない。

マイクロリレーで制御しました。

燃料ポンプはすでにリレー制御にしてあるので、その回路とサーモ回路に介入制御で完成。

臭くないです。

かぶりにくく、始動性も上がりました。

遠方車両になるそうなので失敗と長期メンテ不要と考えると失敗は出来ません、責任というプレッシャーですね。

たまに失敗もあるのでまだまだ勉強ですねー。

ミニ97yオイル交換で??なもの発見

ミニ97y、距離は120000キロくらいですが、

前回も出てました。

今回はかなり大きい。

多分、クランクスラストメタルでしょうか?

それかコンロッドメタル??

オイルの性能が良いため、コンロッドメタルならなかなかカタカタ音は出にくいです。

しかし、コンロッドメタルの摩耗なら、持っても1000キロまでです。

スラストめたるならよいのですが。

通常なら3000キロは持ちますが、メタルなどのクリアランスが適正でない限り劣化は早いです。

回転時に衝撃が大きいために、オイルの粒子がつぶれてしまうのでしょうね。

しかし、このエンジンの寿命は来てます、これ以上使うと内部部品摩耗により、使えなくなります。

機械なので80パーセントでメンテナンスが長寿命、最終的には安価での維持の方法です。

激写2

オーナーさんすいません。

写真の為に50ccくらい消費しました。

噴いてます。

ガソリン吹いてる瞬間です。

皆さん、思いませんか、

このガソリンに火をつけたらどうなるんだろうか??

燃えるでしょーー。

こういうところは、劣化がなくても3年くらいで交換したほうがいいです。

このような写真はなかなか見れないので、これを機に自分の車、バイクもなってないか点検してください。

t-2ワーゲンバス車高終了

この車体に慣れたせいか15分で終了。

というか、すぐにできるように初めにいろんな接触面の汚れや接合部分を洗浄グリスしといたので、
すぐに外れるし、同じ位置にすぐに取付できます。

さっきは10ミリ落として逆に20ミリ上がったので、25ミリ落としたら10ミリ下がりました。

左右で5ミリまだ差がありますが、これこそゴムのあたりがついて、

時間が解決してくれるでしょう。

生き物みたいな車両です。

スケールが飛んでいきました。

ワーゲンバスの車高合わせで3回目。

なぜか合わない。

測定してプレートを組んでるので10ミリ下がってるはず。

なぜかあがってる。

そういえば、先月のビートルもこんな感じで1週間毎日測定したんだった。

原因は、子の足回りのプレートの根元にゴムのリングがあるんですが、これがほとんどの車がへたってる。

このゴムリングはアームの中心点にあるので、へたってしまうとストローク時にセンターが出なくなり車両がふらつくのと、タイヤがまっすぐに固定されないためリアのアライメントがずれてしまいます。

交換は簡単ではありません。

片方15000えんほどになります。

この作業は結構リスクがあります、へたな人がこのアクスルについているブーツをつけていると、ミッションオイルが漏れるようになります。

この辺は対策済みなので作業中に漏れる事は最近の作業中ではありません。

数年前は接着剤が悪かったせいでガラスの作動角を持つブーツでした。

新品のゴムはすわりが悪く、同じ車高になりません。

2回目で車高がなぜか上がりムカついてスケールを投げました。

時速70キロくらいで空を飛ぶスケール君でした。

その後は工場の鉄の扉に100Gほど位でぶつかり停止しました。

はー、いまからまた作業開始です。

インジェクターが、、76yビートル



イグニッションコイルの固定タッピングビスとなんとなくしまっていたねじが落ちて配線が燃えた車両が来ました。

なぜか、エンジン側でショートなのに前にあるヒューズ手前まで焼けている、ヒューズが切れてない。

これは、配線のさし間違いが原因でここまで大きな事になった模様です。

他の部分もいい加減な配線なので今後が心配です。

配線をきちんとしようと思うとどの線がどこにつくかを解明することから始めなくてはいけないのでかなり時間がかかります。

解明だけで長いときは6時間くらいかかります。

車両1台やり直しで大体3日くらいです。

配線のハーネス1本1本からその車に対して引くのでハーネス製作から始めます。

ビートルで7メートルほどです。

回路はどういう風に制御するかで、配線の太さ、長さも変わります。

最近は、ほとんどがマイクロリレー制御にしてるので、基盤にリレーを差し込んでリレーボックス製作から始まります。

時間がかかるし、実際に取付中にやり直す箇所もたまに出ます。

ほとんどが、シガライター増やしてとか、ETC配線出しといてとかです。

今回の焼け焦げ車両は配線自体は使えそうだったので一部のみやり直しにしたんですが、いちお説明でオーナーさんに言ったところ、、、、

やっぱり配線交換しといてーーー、もしかして接触箇所が何年かしたらトラブルが出るかもしれないから。

たしかにその通りだ。

そうかー、、、、

ハーネスに沿わすか、適度にまっすぐ走らせるのがよく見る処理ですが、そんなことは出来ないのでノーマル配線のハーネスチューブ内にあたかもノーマルですという感じで通しました。

これがなかなか通らないんです。40分程度はかかったかな。。

最後のエンジンルームが通りにくく苦労しました。

その後、リレー回路で終了しましたが、なぜコイルが外れて落ちたかが問題なのです。

多分、オーナーさんはお前のねじの締めそこないで取れたんじゃないかという雰囲気でしたが、真相はまだ聞いてないのでそう思ったかはわかりません。

終了してエンジン始動、え??

アイドリングがやたら低い。

おかしい、テスト走行遅い??

冷やして走行、やたら速い。

これもおかしい、が、まあいいか。

終了しましたーの電話。

しかし、気になりさらに、アイドリングとエンジン始動テストとテスト走行、あれ?

遅い、始動時には白煙が出る。

1発死んでる感じ。

電話で、何かがおかしいんですが、何かありませんでした??

オーナーさんは、ことが起きる前にエンジンがなんとなく元気がない感じだったと、その後乗っていたらおかしくなりストップした、さらにセルが回らなかったとのことでした。

しかし、JAFが来たときはエンジンがかかった、その時に焼けてしまった。でした。

なるほど、プラグ見たら3番がおかしい、しかし、点火はしている。

バルブクリアランス点検、クリアランスは空いてるがバルブが開きっぱなしではない。

んーーー、インジェクターか?しかないだろう。

外して、点検。

おまえかーーーー。3番インジェクター死んでました。

しばらくは動けない車両になりました。

前回の日記のアームの写真は欠陥アームの写真です。

欠陥の理由はロワーアームにボールジョイントを使い、入力点の強度不足が原因でロワー後ろ側の補強パネルとボールジョイントが刺さるカラーのつけねが走行中に割れます。

このボールジョイントより先とこのアームを作るためのジグは製作しました。

ジグはかなりの精度が要ります、ジグ製作だけで3日くらいかかります。

このようなものを作るときは経費は掛かりますので、ある程度信用できるアームキットを買うことをお勧めします。

問題の車両、№1、モノコック車両は難しい??

ややこしいビートルを1日2時間だけの作業で製作してます。

作るからには、陸運事務所公認車両でなければ面白くないです。

と、相談を何回かした結果まあいけそうでしょうとの返答。

足回りは変更したくなかったんですが、逆にめんどくさいからしてしまえと、フロント、リアとも変更。

ここで問題なのが、型式が記載されてるかでした。

この辺はルールの解釈でクリアしました。

ということでなんとなくしか進んでませんが、ある程度設計できるようになりました。

しかし、実際に見せてみて言われることもあるので変更命令を覚悟して製作です。

足回りに関してやり始めた理由は、ある大阪の方からメールが来ていて、お前なんかにアームが作れるのか、でした

、あるアームキットのロワーーアームの取付に欠陥箇所があるから対策がいるよとの一言からの反論なんですが、

もう少し子供っぽい内容も送られてきましたが、売られたケンカは受けて立つ。

ではありませんが、まあ、相手にしてないのでこんなメールぐらい気にしません。

どれだけのライフに対しての物が作れるかはわかりませんが、以前356のアームを作ったときはいまだに持ってるようで、4年は持ってますが距離は知りません。

調整時に取付点の移動に対してアームを曲げなくてはいけないキットだったため、取り付けた人がアームを曲げてしまったようでしたがそれでもアームは強度的に持ってるようなので材質(45c、ショック取付内部クロモリモノコック構造)と作り方には問題ないんでしょう。

しかし、取付方向と位置がクラッシュ時にドライバーの足(右ハンドル車なのですが左足)に刺さる方向にありとても怖いんですが、その辺は設計でカバーするしかないですね。

フォーミュラーカーのようなアームなんですが曲がって衝撃吸収をかんがえてないのでさてどうなるか??

もう対策はしてあるんですがねー、クラッシュ時のある程度の入力でちぎれてしまえばいいと考えましたー。

しかし、レースなどでの競り合いで当たることが多いので通用しないので、レースでは強化バージョンにしなくてはならないんでしょうね。

細かいことをいろいろ考えながら仕事と両立で進めています。

昨日ある事件が、、、、。

まだ帰宅できてません。

3,4,5お休みする為3日分の仕事してます。

と言っても5日は帰宅時間次第で作業開始になるでしょう。

昨日、保険やさんが自賠責保険を持ってきてくれたんですが、時間がない、行かなくてはと言っている。

お客さんが京都守口線の国道で追突されたらしく、代わりに手続きに行くとのこと。

この保険やさんはまじめな人で、事故現場にはその日には必ず行くような人で、保険業務以外のことまでしてくれる人で何回か助けられている。

事故の相手が住所を言わずに帰ってしまったとのこと、

逃げたの??

違うらしい。

警察にはじゅうしょ、免許は見せたらしく、被害者には教えないと言ってるらしい、1時間くらい当事者同士で話したらしいが、じゅうしょ、連絡先は教えずに帰ったらしい。

車の修理弁償はどうするんだろうか?

警察に聞いても教えてくれないらしい。

被害者は相手の名前すらわからない。

警察は加害者から聞くこと聞いたら帰ったらしい。

こんなことあるのか??京都府警は加害者を正そうともせずに帰るなんて、正義とはなんなんだろうか??

誰が規則を管理するんだろうか??

多分、亀岡での通学途中での居眠りの車が10人くらい死傷させた事件の時に警察官が教えたことに関しての時のことでだろう。

確かに、警察官は民事には介入しない。

しかし、正すことくらいはしなくては存在の意味がない。

この保険やさんは行動が早くその日の2時間後には訴訟の手続きをしていた、そのための事故証明手続きを警察署に、本人が現場を撮影してるんだが、保険やさんがもう一度現場写真を撮りにりに行くらしい。

今どきのインターネット保険ではこの辺の作業は自分でやらなくてはいけない。

インターネットとはそんなに差額はないんだが、事故を起こした時にいかにカバーしてくれるかが保険なのに、値段ばかりでいざとなると見捨てられるのがインタネット保険と、三井住友、だと思います。

これは経験上わかったんですが、三井住友は女の人の担当が多く加害者側でも悪くありませんとか、弁償できませんとか自分たちの担当者と会社物差しで決める。

だから、この保険が加害者だった場合の事故は当てられ損が多い。

保険会社は加入者を守ってくれません。

代理店は直接の顧客なのでやはり大事にしてくれる、だから5000円くらい高いが継続してますが、5000円や10000円くらいで交渉や事故の時の始末するためのことを代理店がしてくれたらかなり強みです。

やはり、どうなるかとか、パターンでどうするかを知ってますから。

ネット保険では対応が遅れてしまう。

自賠責なんかは使われてしまえばそれ以上は出ない。

普通の人はかけひきがあるなんて知らないと思います。

この前あったことは、車両保険のことでしたが、塗りたい場所に傷がなくても額は出ます。

しかし、満額出すかを決めるのは保険会社が修理工場にどんな状況かを聞き取り、その事を決済するんですが、

この前は、本人が全塗装したかったらしく、片面のドアに傷がなく塗れないじゃんと判断したのか、わざわざ傷をつけてきました。

本人から電話があり、この前の場所とまたドアに傷つけちゃったーと、

それ自分でやったでしょと聞くと、だってー、

傷無いから塗れないじゃん。

80万くらいはは出るから大丈夫だからと言ってるのに。

車両保険の全額がよっぽどほしかったのだろう。

その後も、こちらで交渉してたんですが、本人がお金がほしかったからか余計なことをしたのでこの方にはもう来なくていいと小さな紙に書いて送りました。

そしたら、A4紙6枚分のメールが来てました。

内容は、この糞とかバカ野郎とかこんな感じで書いてありました。

保険金で自分の車をいろいろ修理しようと思ってたらしく、いろんなことを無理に言ってきたので、まともにかかった時間計算で工賃を出して請求書送ってあげました、電話くださいと書いて。

そしたらよくわからないメールが来てました。

まともにもらおうなんて思ってなかったんですが、お金が絡むと人間の本性はわからないものです。

メール内容には、今年の3月くらいにやった作業なんですが、

電気配線前回路だけで11万もとりやがって、車両全部で15万で後ろ側はいくらでできるんだ、お前は計算もできないアホかとありました。

えー?と思い伝票探したら85000円でした。

内容はぐちゃぐちゃ配線を1ぽんずつどの線か探して、タグをつけて後ろ側のスモール、ブレーキなど6本以外の前廻りのメータ配線などの解読と回路変更、引き直し、できるだけリレーをつけるでしたが、、、、。

その時にその車体のあしまわりの欠陥部の修理と他で11万くらいだったんですが計算間違いでメールが来てました。

あげればもっとあるからめんどくさいんですが、保険はきちんとルールを守らないと次が大変です。

詐欺行為は調査されます。

事実、この車両も調査されてました。

人間は金で変わるものなんだろうか?

金で仲間はかえるんでしょうかね??

今後はどんな世界になるのか不安です。