昨日の話ですが、どこかのショップでの作業のようです
確かにセンサー交換だけでは限界はありますね。
症状は、センサー壊れた模様で交換したみたいですが、Rあたりになると針が動かないみたいでした。
原因は、センサーの抵抗とメーター側の作動部品の相性のようです。
確かに、こちらでも時間がかかりすぎで1度は作業をやめようかとも考えました。
ここでやめたら他と同じだ、不可能が可能にならないことと、この方は近所にいる方ではなく100km以上遠方なため考えると不便だろうなとか思うと、壊す勢いで解明することにしました。
根本的にはセンサーのフロート測定範囲と抵抗値がかなり違い、これは1年前を思い出すなあ〜とか考えました。
1年前は、センサーはインド製、センサー範囲を作動させると半分から急に抵抗が変わるのか針が止まらない。
いろいろして6時間くらいは格闘しメーター側も他の物を試したりしてたのですが結局センサーがダメと判断しました。
販売元に電話すると、そんな判例はありません でした。
交換には応じるでしたが、ロット生産で入荷にもばらつきはないはずなので判例はあるはずだと聞いたのですが、初めて聞きましたと、過去にはありませんでした。
あまりの対応に少しキレました。
確かに、入荷が最近で判例として第1号ならわかりますが、ほかの販売店ではセンサー欠品中とかになってるので、判例が無いはずないだろうと想像しましたが確定事項ではないので、この誠意ある部品屋さんを信じましょうとこの時は考えましたが、販売側にも責任はあるので少々ややこしい質問とお願いをしました。
売る方も責任はあると思います、試してないの返答はダメですね。
ダメな部品を掴まされた方はまた作業をしなくてはならない、誰がこの工賃を負担するのだろうか?
ここがこの業界(舛添方式)のおかしいところです。 (舛添方式とは違法性はないが、やはりおかしいという事です。パナマ方式とも言えます)
食べ物で言えば、腐った物を売るのと同じです、普通は文句言うでしょう、食中毒にもなるし、最近では何件も倒産してますよね。
誠実さが必要です、自信のないものは無いと言えるマイボウズさんとかのやり方は意外と好きですね。
こちらでもワーゲンオーナーさんからは好評です。
今回のセンサーはメーカーはVDOでまともだろうと判断して、タンクの深さ200mmを下限として測定値最大から始めました。
あれ?裏についてる電圧ドロップの固定ネジが緩んでる。
締め込むと、針が動かなくなり分解しました。
構造上プラス電源12vを熱に変える抵抗で5vくらいでしょうか?にドロップします。
他車種では5vと測定したことはありますが、ワーゲンは測定してません。
判断は、測定するまでもなく雑な部品と判断しました。
こんなことよりなぜ針が?のほうが先でした。
分解すると、なんて雑な作りでしょうか、作りはどうでもいいのですがしっかり作動することが基本なので、雑さの修正はそのあとです。
と言いたいのですが、いきなり平端子のカシメが緩んでました、叩き込んでリベットをつぶして接点復活完了
以前は、12v入力側のカシメが緩く、作動しないなどありました。
センサーにはなるべくシャープに反応するように電気を送りたいため、満タンになる方向側にセンサーの内部のスライド部分をずらしていきました。
手動でセンサーとメーターの動きを何度も確認して作動値点を平均化していきます。
注意、センサーのフロートアームは手曲げはしません、まっすぐにします。
センサー自体についてる作動の制限する平板部をまげて作動範囲の200mmを決めます。
この時に注意点は、メーターに対する電源はキーオンから取らないようにしてください。
イグニッションコイルに電源がイキっぱなしになると熱を持つからです。
メータ実験時には、時間がかかるため単体で電源を取って行ってください。
平均値を取り、ハイ(満タン)とロー(ガソリン無し)ポジションをセンサー作動範囲の200mm間で確実に同じ位置に来ることを確認できたら、次はメーターです。
実はメーターにも調整はあります。
ハイとローがあります
メーターの構造は電気が通過すると熱を持ち伸びる金属を使って針を動かしてます。
ということは、、気温でもメーター内のスモール電球の発熱でメーター内部の意温度が上昇すれば、針が示す数値変化します。
構造を理解すれば対処法は考案できます。
まずはセンサーとメーター最大値の針の位置を調整。
メーターの裏に3mmほどの穴があり、ギヤ形状の物がついてます、これを細いマイナスドライバーで調整します
次は最小値です。
これも調整穴があります、写真を参考にしてください
調整は空タンクから始めてください。
タンク内にどれだけを残してゼロとするかが問題です。
いつもはもしものことを考え、ドライバーに対して管理の信用ない人には3リッター位からをゼロにします。
が、このオーナーさんはしっかりしてるので、1リッターからにしました。
針がゼロを示してから10キロくらいしか行動範囲の猶予はありません。
猶予があるのは日本車ぐらいですよ、ヨーロッパは針でゼロは残量もゼロです。
燃料タンクに取り付ける前に確実な測定値に何回も示せば次は実際量測定です
燃料を測定しながら数値を調べていきます
写真のようにできれば完了です
今回は30リッターガソリンがあったので30までは実測できました
これ以上は測定の理由も薄れるので、回数走るうちにオーナーさんもわかるでしょうと考えました。
こんな感じで、完了。
実験もあり5時間くらいでしょうか?
次回は2時間くらいでは出来るでしょう。
しかし、センサーだけではなく、メーターの作動量とセンサーからの電気の量もあるので相性が良ければ正確に測定調整できます。
メータ側も古いので交換をおすすめしたいのですが、一定に作動する材料で作られたものがあれば交換したほうが良いですね。
結論は、部品屋さんは信用できる日本車のようなムラのない部品を売れば信用はされる、そして売り上げも上がる。
でしょうか。
昔で言うと、士農工商です
商人はいかに農民、民から信用されなければいけないという事です。
小さな意見は会社を潰せる、こんな力があるのが数の力ですよねーー、舛添さんー。