Dr.ゴルゴ について

2003年に開業したDr.ゴルゴ診療所の代表。 車をいじって24年、ワーゲンは21年、MINI(レースのみ)は 18年、京都のワーゲンフリークの間では何故かゴルゴと呼ばれる。 ポリシーに「妥協しない。不可能を可能にする。」を掲げ、常に最先端に挑戦し続ける。 特にエンジン周りのチューニング・修理を得意とする。 少し神経質で几帳面な性格から、近場であれば往診も請け負い、 修理箇所以外で気になる点があれば、アドバイス&こっそりサービス・・・など、 町医者ならではの対応に人気あり。

クーラーコンプレッサから異音?

かなりの異音でした

ウォーターポンプかな?

と電話で言われ、それならその音はやばいねーと、積載車で来ました

確認すると確かにウォータポンプ辺り。

でも音がする時としない時がある、水漏れもない。

おかしいーなー。

クーラー入れたら音が変わった。

間違いないなベルト外して確認

あー、やはり。

しかし、156はイタリア製だからベアリングの規格が合うのだろうか?

プーリを外すのもテーパーなので外れない。

しょうがないから外し用プーラー工具を製作してやっと抜け。

クーラープーリ純正部品で30000円までくらいでした

サイズを測るとなんとなくありそうなサイズでしたので、いちおベアリング屋さんで聞いてみると、あるよー。

3000円ほどなのでベアリングは買えます。

しかし、脱、圧入は少々簡単ではない。

カラーを探し、プーリーが割れないようにベアリングの外周のみに力をかけ抜きます

抜いて、圧入もベアリングの外周に力をかけないと破損しますので、専用サイズのカラーを製作。(カラーとは金属製の筒です)

圧入後には抜け防止に端を叩いて抜けないようにするのですが、圧入トン数的には抜けないと思うのですが、メーカーさんはたくさんカシメをしてあるのでいちおカシメました。

まあー、いつも慣れてるので何もなく完成。

これについては、部品メーカー日本製のようだったので簡単に規格に合いました。

しかし、メーカによっては規格違いで簡単にはいかない車両もあると思います

アウトビアンキオイル漏れ対策 エンジン油圧S/W編

あうとびあんきーのオイル漏れです

中央あたりからの漏れなんですが、原因は油圧スイッチです

平型端子からもれてくるのですが、内部なので交換です

内部からのオイル漏れで、スイッチ内部にもれないようにビニール膜があるのですが、これが裂けていることが原因です

こうなるとどうしても治りません

交換なんですが、このスイッチは特殊な形なのでまるごと交換です

しかし、意外と高い8000円もしました

が、

このオーナーさんの今後を考えると、今後に簡単に安価で交換できるように改善しました

このネジ部分だけを再利用して、内部にネジ山を作れるように旋盤で部品製作。

PTネジ山を切り、その部品をプレスで圧入、外周を溶接してもれないようにしました

しかし、意外とオイルは溶接したと思っても隙間から漏れるため、漏れ確認。

意外と綺麗にできたので漏れるかな?と思ったけど漏れませんでした

こんな感じで対策終了

アルファ156の対策

フロントロワーアームリア側の状態です

車的にはオーバーステア気味なんえしょうか?

車高が下がってるから正確かはわかりませんが、なかなかのオーバーステア車両で、高速コーナーでの動きはは極端でしょうね。

これの弊害なのか?フロントアッパーアームにも問題ありですね。

見てもわからないようになってますが、強化ブッシュにしてます。

ショック取り付けのブッシュも強化してます。

このブッシュが割る原因は、ブッシュのねじれを想定せずに車高下げてしまいねじれたままで走行したためブッシュゴムがねじ切れたでした。

アウトビアンキーの欠点対策

アウトビアンキー、知ってる人は知ってる車ですね。

この車はやはりイタリア車、鉄が悪いのか?フレームが割るのはよく聞きます。

この車の依頼です。

割れた部分に溶接修理跡はやはりありますねー。

しかし、これを溶接するだけでは繰り返しです。

根本的に何が原因か、こええを探すべきです

入力に対して抜けてしまう力でしょうね

シーソーの支点が弱ければシーソーの動きはうまくいかないし安定しないし、動きは読めないから足で押し上げることが難しくなる

原因は単純に弱い、肉厚が薄い、入力点の理解が悪い。

右タイヤからの入力が左で受けることができず、加速時にミッションの固定部分に力が逃げてしまいフレームが変形することです

やるならエンジン下にクロスフレームを入れるのが一番。

しかし、原因のロワーアームのテンションロッド先端部からの入力を動力の発進点に受けさせることが大事と思われます

V字の補強を作りました。

まあー、動きは変わったので良いのでしょう

見れば見るほどフロントフレーム設計がが悪い。

パイプフレームで作りたいですね。

7段変速自転車に直立スタンド改造、これはなかなかないでしょ

8段変速ママチャリです

これにつくスタンドは斜め倒しスタンドくらい

これを直立に止めるスタンド、ありません。

この不可能に挑戦。

試行錯誤で3時間、チャイルドシートの左右の振り幅とそれに伴うハンドリングの不安定性も考慮しての補強。

重量増加すればいくらでも補強可能ですが、軽量化しつつ強度を取る、なかなかでした。

完成後テストはやはりチャイルドが振ってしまう。

理想は完璧に振らない強度。

体重によりチャイルドの左右の振りは出ないけど、重くなると出ると実験ではなりましたが、実際に乗せながら作ったわけではないので、自分がチャイルドに乗って壊れないから強度は大丈夫ですが、継続的には何年持つんだろうか?

設計では5年は行けるような材質で製作。

あとはスタンドの固定法と、乗車時や、買い物袋等を載せてる前かごの荷重時から子供を降ろす、降りる時に不安定にならないかでしょう。

この辺は、前輪とスタンドの着地点から前輪までの距離を伸ばすことにより安定度は改善(スタンドからホイールベース?)

左右の安定度は子供の乗車位置を泥除け寸前までなるべく下げて安定化、しかし、変わらないでしょうね。

スタンドのロック状態のスタンドの角度と、解除時の角度で安定度は変わることがわかりました。

スタンドの距離を長くすればするほど安定はしますが、自転車置き場からはみ出て邪魔になる。

アメリカンバイクのようなシートポジション、重心の低下をすれば転倒しない安定化自転車が出来るでしょうね。

理論は、やじろべー理論です。

これの逆さまが旅客機です

何があっても同じ位置に戻る、航空機の主翼が上向きにV字なのがこの理由ですね。

自転車も、

なんでもやさんですね。

ガソリンホースがこんなになる詰まりとは?

久しぶりに更新です

色々と忙しく後回しになってました

最近は仕事がいろいろあり詰まり過ぎで、こんな時代に頼りにされるのは嬉しいのですが、1人では手がまわらなくなってます。

この写真のホースはいぜんにものせたかな?

10年満タン状態のガソリンタンク、ビートルのインジェクションのホースです

配管はそんなにつまりはなくでしたが、ポンプまで詰まってました

ポンプのおかげで、その部分が遮断バルブになったんでしょうね。

配管も全然つまりがないというわけではなく、

汚く例えるなら

口の中を歯磨き粉で磨いてる状態で、うがいもせずに30分ほど磨き続けて、この状態で運悪くくしゃみが出てしまい、洗面所まで間に合わずテレビ画面に吹き出してしまった状態を想像してもらえれば良いでしょ。

あーあー、やってしまったー状態ですね

まあ、工場だっつたのでテレビとはいきませんが、

この車両の見た目は綺麗な配管にエアーを入れてテストしてみたら、もしもの為に縛ってウエスにホースをして縛り付けてたんですが、運悪くなのか?

内部にドロドロのガソリンの液体らしきものがあり、それが突然貫通してしまい、ホースが内部の液体で踊りだし、縛りプレイは嫌だったのか?

工場の入口のドアに発射してしまいました。

かなり臭い。

黒いし、ドロドロでした。

長期保管はガソリンを抜きましょう。

燃料タンク内部の壁面はもちろんカスだらけ

結局、半分に燃料タンクを切断してかすを剥ぎ取り、サンダーにワイヤーカップをつけて磨き、溶解剤で溶かして、溶接でフタしました。

燃料タンクの溶接は難しいです。

幸いにもガソリンが無いので気を使う必要はありませんが、液体タンクの溶接なので巣穴が何箇所かありましたが、1,5メートルくらい溶接しましたが、3箇所ほどでした。

タンクは完全に2分割すると手間がかかるので、コの字に切断しましたので、4面中の1面が無加工なので、失敗の箇所も減りますが、洗浄は大変になります。

これで2台の車両のタンクを復活させました

なぜ交換しないの?と疑問が出ますが

部品があったんですが、肉厚が薄い、モノも悪い。

こんな理由で判断しました

時間の割に手間賃にならない作業ですが、まあいいかーで作業してます

最近は少々難しい仕事が増えてます

皆さん、簡単な車検などお願いします

国産なら1日あればかなり作業でき、その日の夕方には納車できますが、古い車はなぜかそうはいかない。

下調べしていても、バラして見ると、えーーーーーー、ここも??とどんどんスパイラルに落ち込んでいく。

最近では、軽自動車でありますね

みなさん、自分の車は国産車両だから大丈夫と考えて、通すだけでいいよとよく言われるんですが、そんな方に意外なトラブルが出てますね。

最近の車は10年持つのかな??とたまに思います

とくに、下回りのサビがひどい、積雪地域では昔よりもちろんひどいんですが、内陸部の地域でも3年目の車検でフレーム接合部からサビ汁が出てます。

なので、新車購入時にオプションで下回りコートなんてあればやるべきですね。

特に、リア周りは錆びやすいですねーーー

ベンツ124ヘッドガスケット交換ですめばいいんだけど

この車は意外と過去の名車なんですが、、、、

設計者は少し間違ってるのか?素人ながらに設計の間違いにきづきます

ヘッドガスケットをはがすと、ブロック面からフラットピストンが1mmくらい飛び出ます

2バルブなのに燃焼室形状が半球形状

バルブのシートカットが2面加工しかない

その他たくさんあるけどめんどくさいのでおおまかにはこんな感じです

ヘッドを外すのにはそんなに時間はかかりませんが慎重にしないとプラスチックが折れるので部分的に慎重に。

そもそもなぜ交換しなくてはいけないのかは、クーラントにさびが出てきて、5,6番シリンダーのブロック合わせ面からオイル漏れ。

さらに、クーラントのタンクからオイル混じりの水が大量に

この段階で作業してれば良かったのですが、マイカーなので仕事優先なので1年は対処だけでごまかしてましたが、もう限界だろうと年明けに作業しましたが、

一部手遅れでした

ウータージャケット部にサビが浸透してしまいブロック面を侵食してしまい水漏れないかな?というくらいでした

面研磨まではエンジンを完全に分解できないので運を天に任せ測定。

このエンジンはヘッドの歪みが起きやすい材質なのか?形状なのか?

どちらも考えられます。

測定では使用可能でした。

オイル漏れしてた半年前にはヘッドボルトと測定もせずに手締めでオイル漏れを少し減らしたので、へッド面研磨は覚悟してたんですが、温度変化をマイルドになるような運転してたせいか?

後期型のクーリングに対策してたせいか?

運が良かったです

しかし、そもそもは11万キロ走行時にエンジンミッションを他車からまるごとこ積み替えして、その頃は6万キロの車両から積み替えしたのですが、なぜか前エンジンより燃費と走りが悪いままでした。

これこそが積み替えした車体の持ち主がオイル交換などの管理が悪かったせいでしょうね。

なぜ積み替えたか?になるんですが、フューエルプレッシャバルブ(80000円くらい)の部品が内部で壊れて、そこからエンジン内部にガソリン混入。

メタルが減ってしまったようで、油圧の低下で交換しました。

103エンジンの後期型で良いのかな?と思ったら全然変わらない。

こんな感じで今年も始まり、その後1ヶ月ドツボにはまるとはこの時点では想像もつきませんでした。

浄水器に何か異変が?

なんとなく水が出ない?

以前よりなんとなく水圧と吐出量が弱い?みたい

シャワー部の穴からの水が一箇所だけ自分の方に飛んできてびしょびしょになってしまう。

こんな症状でした

どうせ内部にさびが混入だろうなー

分解メンテしかないんですが、買い替えの方が早いんですが、スペアカートリッジを購入してあるので買い替えすると余ってしまうので分解ですが

サビ、汚れ、いろいろ有り

これ、網フィルターや、シャワー部の細かい穴や浄水フィルターがなければ味噌汁の中にサビの塊が出るんじゃない?

というくらい細かく溜まってるのと、サビが多い

意識して水を使わないとゴミを飲み込むことになる。

まあ、鉄分の補給と思えばいいのかもしれないが、やたらサビ質が多い

しかも、真鍮らしきネジ部の割れたかけらが出てきた

どこの部分から混入かわからないが、最近は水道関係はいじってないから外部からなのか?

フィルターなければ真鍮の具の入った金属味噌汁の完成になってしまい、もちろんシジミの砂利のようにはいかない状態でしょうね

京都の水は全然ダメです、特に夏はダメですね、水槽ですら夏は藻が生えます

ということは、藻の胞子?が混入してる。

今の流行りで言うと、異物地混入だーーー。。

それもかなり大量に、長時間、たまに熱帯魚やエビも死ぬくらいの薬剤入りの水道です

先週は、カージナルテトラ4匹と3センチフナが死にました、原因は水質しかないんだけどなー、フナくんには聞けないからわからないけど、水温も合わせてるしー。

しかし、我が家の少子化担当の子作り進行委員のデイスカス夫婦は相変わらず温度合わせだけで水道そのままでも死なない、おまけに5mmほどの子供たち50匹も死ななかった。

フナの方が弱いということが証明されてしまった。

京都の水道、美味しくないのでフィルター持参で観光に来てください。

車種わかりません、アメ車のリアが破損

走行中にリアの車高が突然落ちたらしいです。

タイヤがフェンダー内に当たり転がらないとの話で入庫

原因は製造元の手抜きでカシメが1箇所されてないでした

2回ほど修理したのですが、乗り方が悪いのか?走らせ方?が激しく悪いようで耐えれずカシメ部が破損。

相当上部からの押しつけがあるようで、リアに負荷がかかる走らせ方のようですので

対策です

カシメはせず、ボルト式に

1.5mmボルト穴で、長さは3mm穴、失敗すると使用不可になる肉厚の薄さになる

さらに上部からの圧力がかかる走らせ方により、リアアクスルがすぐに破損する

どうすればいいのか?

これこそ見えないからいいやーです。

しかし、激しい走りに対応、超寿命にしなくては怒られる

スタイルも言われるのです。

うるさいオーナでした

このパイプの高さで車高が変わるため0.5mm単位の形状調整が必要でした

本人はきがついてるかわかりませんが、ホイール内部にバリがあり走行時にガタガタとスムーズに走れないので、タイヤを外しバリをカット

さらに、タイヤも外れやすいので接着剤で内部に浸透するように補強

これだけすれば激しい走りにも対応するでしょう

なんでもしなくてはいけない時代なのでと言いたいのですが、これくらい修理とその後の維持状態を想定して対策ができなければ良い仕事とは言えないでしょうね

確かに、何回も同じ作業でもいいかもしれないけど、雨漏りが治らない住居には嫌気がさすのと同じかもしれませんね

何事にも原因があるので、理解して対策ができなければ今後の時代についてくのは難しいかもしれませんねーー。

ゴルフ4 GTI ステアリングラックエンドガタ修正

かなりの裏技です

それも距離に制限があります

部品代は3万後半らしいんですが、それほど乗らないからということでしょうがなしです。

この部品の問題はほぼ全車に出るんではないかと想像します

この部分にガタが出ると走行中に手首に疲れが出ます

この部分のカシメりょくに緩みが出る?と言うか、内部の構造部分のプラスチックの摩耗と思いますが
プレスで3トンから4トンかけてつぶします。

10000キロくらいまではガタが出ず耐えてくれるはずです。

根本的には交換を勧めしますが、この年式でゴルフ4はトラブル満載ですので、捨てるべきかとも思います。

代車にゴルフワゴンがあるのですが、これが代車に出すと必ずと言っていいほどどこかに細かく壊れて帰ってきます、もうそろそろ壊れるのが収まるはずなんですが、ミッション内部のバルブなのか?3速が作動タイミングと減速がおかしいですね。

ゴルフ4はプラスチックが多いので、オーナーさん達はエンジン周りなどは十分に注意してください

しかも、ベンツ並みに部品が高いです。