クーラーコンプレッサから異音?

かなりの異音でした

ウォーターポンプかな?

と電話で言われ、それならその音はやばいねーと、積載車で来ました

確認すると確かにウォータポンプ辺り。

でも音がする時としない時がある、水漏れもない。

おかしいーなー。

クーラー入れたら音が変わった。

間違いないなベルト外して確認

あー、やはり。

しかし、156はイタリア製だからベアリングの規格が合うのだろうか?

プーリを外すのもテーパーなので外れない。

しょうがないから外し用プーラー工具を製作してやっと抜け。

クーラープーリ純正部品で30000円までくらいでした

サイズを測るとなんとなくありそうなサイズでしたので、いちおベアリング屋さんで聞いてみると、あるよー。

3000円ほどなのでベアリングは買えます。

しかし、脱、圧入は少々簡単ではない。

カラーを探し、プーリーが割れないようにベアリングの外周のみに力をかけ抜きます

抜いて、圧入もベアリングの外周に力をかけないと破損しますので、専用サイズのカラーを製作。(カラーとは金属製の筒です)

圧入後には抜け防止に端を叩いて抜けないようにするのですが、圧入トン数的には抜けないと思うのですが、メーカーさんはたくさんカシメをしてあるのでいちおカシメました。

まあー、いつも慣れてるので何もなく完成。

これについては、部品メーカー日本製のようだったので簡単に規格に合いました。

しかし、メーカによっては規格違いで簡単にはいかない車両もあると思います

フェアレディ―Z240クーラー回路配線焼ける

写真のZです

70年代か80年辺りでしょうか??

ワイパーを作動させたら配線が焼けてしまい、その配線に束ねられてたクーラー配線回路まで溶けてしまった模様です。

焼けたところの写真はありませんが、焼けてしまい内部の銅線がむき出し状態でした。

他では修理できないと言われたらしく話が来ましたが、出来るかできないかはやる気の問題だけでした。

理解できてれば誰でもできる配線です。

解読するのには焼けてしまってるので少々時間はかかりますが、回路の制御に関する問題もありました。

クーラー用の電動ファンが2つあるのに、水温がヒート時に作動する電動ファンは1つしかなく個別に回っているという状況でお互いによくない回路でした。

冷やすためにあるのにあまり効果を発揮しない状態で、なぜ同時に2つ回さないのかな?でした。

が、理由がありました。

制御電源をコントロールするリレーが2つあり連動してないことでしたが、冷却水側では手動ボタンがありボタンで制御なんですが、この配線の制御の電源が+制御ではなく-制御で、この2つのリレー制御は制御電源が逆であり同時には不可能でした。

でもこれは考え方次第で、リレーを個別に使う必要はありません、そんなに電気は食いません。

しかし、クーラー側のファン制御電源と、冷却水側では同じ回路にはなりません。

やるとすれば手動側のボタンを-制御から、イグニッション電源を別で引き直して+制御にしてやれば
済む話ですが見た感じ手間がかかりそうなため、そのままの逆制御で2つのファンを制御することにしました。

考え方の問題で、ダイオードをかませれば制御できます。

技術的な話なので極秘といたします(大した技術ではありません)シンプルに考えれば解決します。

とこんな感じで回路を制御し直して、オーバーヒートとクーラーコンデンサーの冷却と制御電源に負担をかけないという回路にしました。

ついでに点火系統も配線おまけで整理しておきましたが、この車回転が上がると吹け上がりにくく何か問題があります。

おそらく、コイルに抵抗をかましてあったので、それが直6気筒にはダメなのかな?と判断しましたが、その辺はやらなくていいと言われたので放置しました。

きちっとした調整をしてれば良い車になりますのできちっとした測定などをすることが重要かと思います。

配線が燃えた原因は、ワイパーを作動させてしばらくしたら焼けたそうです。

かなりの時間この車体は放置してあったようで、機械としての作動部分が固着していたのでしょうね。

中古に交換モータも分解して洗浄組み直ししておきました、これで心配なく走れるでしょう。

ワイパーとクーラーだけは。