Dr.ゴルゴ について

2003年に開業したDr.ゴルゴ診療所の代表。 車をいじって24年、ワーゲンは21年、MINI(レースのみ)は 18年、京都のワーゲンフリークの間では何故かゴルゴと呼ばれる。 ポリシーに「妥協しない。不可能を可能にする。」を掲げ、常に最先端に挑戦し続ける。 特にエンジン周りのチューニング・修理を得意とする。 少し神経質で几帳面な性格から、近場であれば往診も請け負い、 修理箇所以外で気になる点があれば、アドバイス&こっそりサービス・・・など、 町医者ならではの対応に人気あり。

こんどは空冷エンジン76yですが、、、

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このエンジン内部からの異音でエンジンおろしたのですが、マフラーを外した時にコトコトガラガラと内部から音が、、、

まさか、この音??

触媒内部がバラバラ4分割くらいに。

触媒の破片を砕き取り出し。

内部を取り出したからと言っても車検時の排ガスは合格できます。

通常より数値が悪くなると思います。

こうなると、もしやマフラー??

エンジン内部か、マフラー化確定もしてないのでエンジンを分解なんかできません。

と思い、まずはオイルドレンプレートをめくり、ストレーナーパイプをはずし、内部の摩耗確認。

ドレンにはかなりのスラッジが溜まってました。

オイル交換時に内部から外部には出ないものですねー。

カムシャフト、リフター、を目視、ドライバーでクリアランス確認、

そして編摩耗がないか、こぜこぜして作動確認。

異常なし。

コンロッドメタル摩耗確認、上死点から30度下死点へ移動、プラグホールからドライバーで押し込みクリアランス確認。

編摩耗があればコトッと移動しますが、しない。

こうなるとマフラー、触媒か??

エンジン回転させるしかないなー。

またエンジン載せ、回転。

マフラーなしではうるさすぎて音は確認できず。

マフラー取付、エンジン始動。

やはりエンジン内部でした。

ここまで確認すれば完璧だろう、

オーナーさんに、死の宣告なのか?分解決定ですの連絡。

望みがあったんですがねーー、やはりでしたと報告。

内部に関して、ばらしたら見に行くとのこと、

はっきりした症状が予想されるので内部被害が少ないことを願います。

バナゴンばらしつづき。

内部は想像より汚れてませんでした。

国産エンジンと同じような感じでした。

オイルも悪いオイルを使ってないせいか洗浄もいつも通りの感じで洗浄できました。

やはり空冷は熱の問題でスラッジが付きやすいのでしょうね。

特に、シリンダーヘッドです。

ある事故の話が

ある事故の話が連絡あり、聞いた内容に悲しさが、そんな話があるんだろうか、

鹿を避けて自分が事故に合うとは思わなかっただろう、その勇気を称えたい。

しかし、悲しい事実はどうしようもない運命としか思えない。

良い人こそ早く死ぬそれが運命なのか?

代わりに死んでもいい奴なんていくらでもいるのにと思いながらその事実を聞きました。

今日は、お客さんの車に自分の不注意で傷をつけて逃げた奴を呼び出し説教したが、逃げた奴はこちらから言われるまで嘘をついていた、

黙ってればわからないと思ってたのだろう、傷が付いたことは知っていたらしい。

こんな気持ちに濁りのある奴こそこの世界に用無しです。

不運な事故で大切な仲間がまた一人消えてしまうのはとても悲しい事。

しかし変わらない事実、

もしあの時に送ってもらわなければなど思わないように、その事で自分を責めたりしないようにしてください。

むごいことですが運命なので受け入れるしかないから。

彼の為に、その後に存在を伝えていくことが一番いいのかなと思います。

彼が無事に天に到着することを願います。

なぜか、生まれました(魚)2

朝見ると50から60匹のディスカスの稚魚が消えてました。

おー?数匹の稚魚を確認。

よく見てると、メスが稚魚を食べてました。

さらに、20匹ほどが水槽の外部フィルターの意外な吸い口から吸われてました。

20匹は圧力により死亡状態でした。

食べてた原因は神経質な魚なので不明ですが、6匹救出。

隔離水槽を買いに走る。

稚魚達6匹は、現在は9歳メスディスカスと混浴中。

9歳のディス子ちゃんの体を稚魚5匹がつっいているが、栄養源のディスカスミルクは出ないためいつまで生きるかは不明で、

9歳ディス子ちゃんも最近は食欲無し、こちらもいつまで生きるか不明。

まあ、ブリーダーを目指してはいないので、魚として長生きしてくれたらいいんですが、見て見ぬ振りもできないんですよねー。

やはりエンジン内部ですよ、76yビートル

2年前から言っていたんですがーー

今頃ですか??

ほっといたら進行するので早めにとは言っていたんですが

分解確定ですねー

異音のタイミングの感じからすると、カムシャフトのエキゾーストリフター??

もしや、コンロッドメタル??

違うなー、小刻みな音だからカム関係だろうなーー。

しかし、開けるまで分からない。

置いて帰るから見といてや――と簡単そうに車両を置いていきましたが、

お金かかりますよと言っときましたが、、、、、、

さあどうなることやら。

完全に今年の作業スペースが埋まってしまいました。

なぜか?生まれました

身に覚えはありません

いつだろうか??

育てるのが難しい魚らしいんですが、3匹いるうちの一匹は多分9年くらいです。

アロワナほど高価な魚じゃないんですが、50匹ほど稚魚がいるのでそんなにもいりません。

10匹残ればいいところなので誰かに嫁入りしてもらいます。

育ての親の有力者が岐阜にいるので、大量に送りますのでよろしくお願いします。

京都にもいたーー。

確か、火と水が好きな人で、金魚飼ってたなー。

迷惑なお歳暮でもいいかもなーーー。

バナゴンエンジンバラシ 2

寒くなりましたねーー、出会う人からは合言葉は、寒いなーーばかりになりましたが、

こちらでは熱いオーナーさんばかりで、その方々からはあまり聞くことはありませんねー。

この寒さでも仕事の作業状況はなぜかパンク状態です。

今はですが、今後はどうなるんでしょうかねーー??

意外と県外からの方からが増えてきました、京都はあまり乗り回さないのか

オイル交換のサイクルは皆さん長くなってます。

良いオイルを利益無視で販売してるので、あまり安物を入れないで来てもらって交換してもらったほうが

エンジン、ミッションには健康的ですよ。

さて、バナゴンですが、、、

このやろーーですねーー。

何故??

ピストン外すのに3時間かかりました。

理由は、ピストンピンのピストン側の変形でしょうか??抜けませんでした。

シリンダーの摩耗状況を見ると、空冷と同じ感じで摩耗してるのでピストン重量とコンロッドとストロークの比率があってないんでしょうねー。

シリンダーの上死点、下死点で段摩耗がありました、

ということは、ピンが抜けないんだろうなーーーって思ったらやはり、、、。

特殊工具でもあれば簡単ーー、と思ったらこれはあっても抜きにくいだろうなーくらいの変形(硬い)
でした。

抜かなくては作業が進まない、作業の遅れで予定より1日オーバーです。

しかし、適度に設計されてるエンジンです。

一歩間違えば何回もばらさなくてはならないエンジンです。

水漏れですね、問題は。

各ボルトからの水漏れをいかに止めるかですね。

分解中に問題個所が発覚、ロッカーアームのストッパーが割れてなくなっていて、しかも編摩耗してる??

えーー、バルブ交換じゃーん。

写真の通りの状態です。

想像では、全体にバルブとロッカーアームの接触面(バルブクリアランス部)が8本ともハンマーでたたいたような跡があり、原因は油圧自動調整リフターが

作動せずにバルブクリアランスが開いていた状態で走行していて出来た跡です。

が、写真でもわかるように1番インテーク側のバルブスプリングリテーナーの編摩耗は原因はロッカーアームのスラストワッシャー固定ピンの折れが原因ですが、折れた原因が問題です。

リフターが壊れて、ストロークとクリアランスが増えすぎて、ロッカーアームにスラスト方向(横向き)の力が増大して折れたのか?

ただ単に劣化で固定ピンが折れてリテーナーに穴をあけてしまったのか?

ただ単に劣化なら残りの7本のバルブにクリアランス部分の編摩耗はおかしいことになる。

予想では、油圧オートリフターがクリアランスの維持が出来なくなりバルブクリアランスが増えてしまい、そこでスラスト方向に動きやすくなり折れた。

だから8本とも編摩耗跡があるのかなー?と想像します。

ということは、このエンジンはこの部分に油圧のリークか、リフターに問題が出やすいことが原因です。

そうなると、交換部品がかなり増えます。

ロッカーアーム、プッシュロッド、リフターは交換です、

さらにカムシャフト、も交換しなくてはならないので、交換を免れた部品はクランク、コンロッドとなりますが、

ほとんど交換じゃーんでした。

しかし、予算があるのでどこまでできるかは予算次第です。

小さく、インテークポートの設計もいいのでそのあたりを考慮すると、水漏れのリスクさえなければいいシンプルでエンジンですね。

しかし、補機類の整備性と取付方は、水のエア抜きラインの取り回しはダメですね。

設計変更して対策は出来るので、その後はヒートしにくくなり安定した温度になるので、その結果次第ではシンプルでいいエンジンになるかもしれませんね。

バナゴンエンジンバラシ

今年はこのエンジンオーバーホールで仕事終わりになりそうです

錆び錆びなためボルトナットが外れませんでした。

昨日は1本外すのに2時間くらいかかりました。

他は切断したので作業がが早かったです。

といってもサンダーの歯がなかなか入らないところもたくさん、

今から外側を洗浄乾燥の後分解。

明日には部品発注でしょう。

そんなにうまくいくのかなーー??

かなり摩耗vw181

クラッチがワイヤー式なのでメンテナンスをしてない車両は摩耗します。

見ていると、ほとんどの車体が摩耗してます。

設計的にしょうがないんでしょうねー

ワイヤーがかかってる部分は折れそうでした

溶接肉盛り修正。

ペダルも動きが悪かったので分解、削りなどして内径を修正。

これでしばらくは大丈夫でしょう。