かなりきついギヤかけ修理でした。
走行中にはたまにステアリングの回転が硬くなり、えっ??と思うようなハンドリングになりました。
分解結果からすると、ギヤかけの部分と部分が一致するとはまり込むのでしょうねー。
選択肢は2つでした。
中古か、ギヤ歯面を溶接修理か??
しかし、溶接肉盛修正で正規の面が出るのか??
この判断で時間がかかり、部品も並行して探したのですがありません。
どうせ中古でも歯面が荒れていたら無駄金で意味がない。
じゃー、治してみようとのオーナーさんとこちらの判断が一致したので修理することにしました。
このギヤ修理にはいろんなストーリーがありました。
まずは、工場に車体を搬入時にこのギヤがロックしてしまい、置いてあるシビックの牽引フックに当たってしまい、長さ2センチ、2ミリへこみました。
すいません、見た目はわかりにくいんですが、そんなことは言ってはいけないので、自分の失敗には責任です、塗装しました。
慎重になるときほど失敗するんですよねーー。
ばらしてみると、グリスを入れていたらしく、全然潤滑されてませんでした。
ギヤかけした原因はグリスのせいでしょうね。
この部分にはミッションオイルを入れてください。
オイルのメーカーにより、ステアリングの軽さが変わります。
オイルは強度をもとめるならアメリカ産ベースオイルですが、アメリカ産は柔らかい番手でもベースの分子構造が硬いのか??硬いオイルの回りかたしますが、潤滑性はサウジ産辺りに比べると熱とオイルとしての強度はかなり強いです。
とこの写真のギヤボックスの修理が始まりました。
その後はチャレンジと、手工芸的な作業でした。
仕上げは納得してない歯面でしたが次回で。