はやくしろしろと言われて本日心臓部分をバラシマシタ。
この1950年代??と思われるゼンマイ式時計。
2週間ほど前から、
置いてる位置を変えながらテスト、横向き、さかさま、縦向き、ななめなどなど。
しかし止まらなかったが、最終の横向き2回目で停止、やはりか。
軽くばらしてから2週間考え、本日さらに分解。
原因がなんとなくわかってたけどまさに的中。
これはまいった。
0.05ミリか、0.1ミリドリルが必要になるなーー。
こんな小さなブッシュどのように作ろうか??
さすがに小さい。
外径1ミリくらい、内径0.1ミリか、0.05??ミリ??
なぜこの状態なのか??
症状は機嫌のいい時は動いて、悪い時は動かない、まさにこの時計のオーナーさんと同じかも。
この原因は、カチカチと動いてる部分のワンウエイギヤの軸受けが摩耗でした。
大体時計はここがすり減ります。(写真3枚目の小さな穴が0.3ミリくらい楕円摩耗)
やはり心臓のように常に動いてるからでしょう。
対策は??
真鍮なので楕円化した摩耗ブッシュを交換が一番早い、しかし小さい。
2か所あり、1ッ箇所は修正可能、もう1ッ箇所が修正不可能。
ここからは腕次第。
編摩耗対策も完了、あとは穴あけ。
とりあえず縫い針で対応、しかしいまいち。
組み付けたら動きが悪く、始めはいいがだんだん勢力低下で停止。
まさにこの時計のオーナーさんかも??
ルーペで見ながら穴開けたけど、やはりクリアランスか?直角が出てなかったのか??
やはりへたくそです。
しかし、この程度の時計に負けてたまるかーーー
亡くなった師匠が最後に壊れた時計を買いまくり、その時計を修理しまくってた理由がわかった気がする。
もしかしたら、機械の技術者の本当の腕がわかるのが時計かも。
今日は雨が降ってたからダメだったのか?冷房25度にしてたからか??
単にへたくそなのか??
見てろよコノヤロー―、ぜんまい古時計なんかやっけてやる。(早くしないと怒られるから)