エンジンの異音とオイル漏れでわかりました。
症状は、1気筒の排気の音が悪い。
こんな時は、シリンダーとヘッドの継ぎ目を目視してください。
大体は継ぎ目にクリアランスでオイル漏れか、ヘッドに歪がない場合は少量のオイル漏れで黒ずんでます
なぜ?ということになるでしょう。
それは、
わかりません。
エンジンくんに聞いてもらわないと確実な原因症状はわかりません。
まあ想像するのはオーバーヒートでしょうねー。
ピストン抜けばわかると思います。
ピストンに縦線が入ってたら、膨張によりクリアランスが少なくなり内径が縮まりピストンを締め付けてしまい引っかき傷が付きます
これがアルミのカスとなり、さらに大きな引っかき傷に成長します。
第2可能性は、
ピストンリングの摩耗によりシーリング性能が損なわれ、リングからの燃焼ガスの吹き抜けによりエンジンケース内部の温度が燃焼ガスの温度に近づき、ブロック自身が膨張してボルト長の成長により締め付けトルクが上昇、冷えれば元に戻る。
これの繰り返しで、針金を折るかのように断面が金属疲労を起こし断裂、ボルトが切れる。
第3可能性は、
ボルトナットがサビつきにより締め付けトルクが上昇、締めすぎ状態になり熱膨張などで
長さが変化して、締め付けトルクの変化により金属疲労で断裂。
第3の可能性は、
このオーナーさんが恨まれていて、ヘッドボルトに毎日塩を塗られていた。
このサビとエンジンブロックがマグネシウムということもあり、何かのイオン作用により断裂。
第4可能性は、
創価学会の悪口を言ってしまい、信者3万人????のなんみょうほーれんげーそーのお祈りによる低周波でボルト断裂。
こんな可能性がありますが、下記実には言い切れません。
だいたいこの症状に近い事が起きるエンジンは、シリンダーとヘッドの間からオイル漏れはしてます。
し、クランクプーリーを手で回すと意外と軽く回ります。(圧縮がない)
ですね。
きちんとマフラー側に排熱できないのでしょうねー。
ボルトが断裂したら、取れません。
なので、溶接して回す部分を作りますがシリンダーを外すのが一番でしょう。
しかし、エンジンを分解すると工賃がかかるので、イチかバチか?でやっつてみました。
ブロック側に残ったボルトとコイルナットですが、同時についてくるので共に外しますが、簡単には回りません。
ここからはテクニックとイライラしないでコツコツと作業が出来るかでしょう。
人の不幸は蜜の味、これはまさにそうでしょう。
分解せずに外れれば安くつくのでオーナーさんは喜びます
しかし、外れなければ分解して直角にドリルを使い折れたボルトを外すしかないでしょう
どちらにしても金はかかります。
どちらを選択するかは、オーナーさんはまな板の上の鯉なので選択できません
あとは、オーナーさんの車に対する気持ちがこちらに伝わるかで苦労する方をとるか、確実だが金額が掛かる方を選択するかは作業する方が決めることです。
ここが長年の関係か、大事にしてる気持ちが伝わるかなんです。
まあ、どちらも同じなんですけどね。
長年乗るということは大事にしてるなので、大事にしてると判断します。
たまに、これで大事にしてるのか?という作業の車も見ますが、誰がこんなことしたんだと言う車もあります。
どんなことされてるかなんてオーナーさんにはわかりません、開けてビックリが多数そん時する車もあります。
特に配線、電気関係でしょうか。
ねじねじで小学生の工作のように接続してる配線などですねー。
下の写真は外す工程です。
しつこく溶接が折れてもなんとかナットを溶接する部分作り溶接した残骸もあります。
ボルトが短く折れてしまってて、きちんとした条件で溶け込む溶接がとどかなかったんですよねー。