去年4月からだったかな?
今まではヘッドライトはハイビームで調整していかないと検査は落ちてました。
年式ではロービームでもできる年式が有り、ハイビームで落ちたらローでテスターで測定か、ローのみで測定とありましたが、ルール改正
平成10、9月以降の年式の車は全てロービーム測定です
運が良いのか、ロービームの車はなかなか入庫してきません
古いめんどくさい車ばかりです。
古いとハイビームで合わせるとロービーム照射範囲が現実的に低いんですよね。
だから低いレンズの車両は少し上げて納車してます
サスペンションが柔らかい(スプリング硬さが柔らかい)車両も乗車状態で光軸の変動率が大きく測定範囲と現実照射範囲がズレまくるので、再度測定器で乗車状態にして合わせ直してます。
なので下車状態ではかなり上を向く車両があります
こんな車はダメです
ショックが抜けてるか、変なコイルオーバーというショック部品をつけてあるかです。
テスターの測定時の写真ですが、エブリーで測定しましたが、LEDヘッドライト交換前に必ず測定してから交換します
この左上がりのラインがエルボーラインと言われるラインです
対向車両が眩しくないように右前方は照射しないようなレンズカットになってます
これがアメリカなど右側走行なら、レンズカットは逆になります
この測定器ではハイビーム用なので確実に測定できないのですが、測定データを積み重ねるとできるようになりましたが、精度はわかりません。
が、だいたい交換前の状態には測定調整出来ました。
聞いた話によると、このロ-ビーム測定器高いものは100万するらしいですが、それでも検査時には落ちるそうです。
結局は、高くてもそんなに変わらないということになります。
この100万測定器で検査で落ちた話の想像ですが、検査時には4輪が大きな鉄のローラーの上に乗せて測定します
この時に、コーナーウエイトという4輪に対しての1輪荷重が大きくずれてる(車両が傾いているなど)とタイヤに対して荷重がかかり、タイヤ円形形状を潰す効果が有り車体が傾きます。
さらに悪いのが、このローラに載せ測定することです。
ローラーの接触面は少なく、2センチ幅くらいです。
ここに重量がかかるとさらにタイヤは変形してしまい、コーナーウエイトがずれているとかなり数字に出てしまいます
悪循環です
これが何故言い切れるかというと、検査落ちした人のために再検査ラインがあります。
ここの測定器にはロラーがありません
落ちたあとに、調整せずにこのラインに入ると合格します。
違いは、ローラしかありませんでした。
車検も、いろいろあるんですよー。