ビートルコンバーチブル78yの苦労

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写真で見ての通りです

結構苦労してます。

放置期間が長く、ガソリンタンク内錆び錆びでフューエルフィルター完全詰まりでポンプにガソリンすら出てきませんでした。

原因はフィルターに錆びが詰まってですが、どのような状態かみたかったので切断してみました。

フォローは、初めに預かった内容では天井内張りの垂れ下がりの修理のみと言われたんですが、初めの段階から無理だろうと感じていましたが、リアガラス上にある木製フレームの修理を終えてゆっくりテンションかけて、フォローを閉め始めるとパキパキと言いながら割れていき、締め切る手前90度くらいフレームを閉めた段階で割れ始め、締め切る60センチ手前で問題のリアガラス上あたりの下がって無い方のフォローがパーンと40センチほど縦に裂けました。

ここからが苦労の始まりと言うか、初めから見えてました。

フォローからの水分のしみこみでフロアーパネルの防音材の下は復帰不可能なくらい錆びてました。

もちろんバッテリーパネルからはバッテリーは地面に向かって半分突き出てました。

こんな感じでただ今苦労してます。

燃料タンク交換、燃料ポンプ内部分解修理、フィルター交換、フォロー交換、張り替え、フレーム製作、天井内張り布腐り修理とメニューでの作業です。

フォローは張り替え経験はありませんでしたが、出来る自信があったので出来ると言い切ってしまいました。

これになった理由は、面白そうだからやってみたかったのと、外注すると予算的に合わないが理由です、
削減してその他の部分に手をかけてあげないと車体全体が数年で崩壊してしまう状態だからです。

器械にはこのチャンスでやらないと復活出来ない時期が必ずあります、それを逃すか逃さないかはその時の判断次第で器械の余生が変わります。

人生ならやり直せる時期は多いですが、たくさんの構成部品で動いてる機械にはやり直しの時期はあまりありません。

現在はフォローも装着で、最後の問題のリアガラス部分のフレームにフォローの張付けが待ってます。

完成はもうすぐなんですが、まだまだ何かありそうです。

このオーナーさんにコンビニにいく時に使えるくらい手軽に乗れるくらいにしたいんですがねーー。

t-1,77yコンバーチブルのトップ

写真で確認できますが、見るからにややこしそうなボロボロなトップです。

確実に生産当初からの物と思われます

開閉しようとしても生地が硬くて開きませんでした

その為、ガスヒーターを室内に入れて2時間ほど温めたんですが、やっと開いたと思ったら、パキパキっとリアガラスらへんの生地が破れました。

これはどうしようもないなー、しかしオーナーさんからはトップの交換はしないと言われていて、室内の雨漏りとカビの惨状からすると交換しかないと思われます。

しかし、言われた以上は限界まで作業してから無理と言わないとと思い作業しましたが、天井内貼り?になるかはわかりませんが、そこから外さないと何ともならないので外しを開始。

いきなり山場に到達。

止めが釘で止めてました。

くぎ抜きを優先するか?内貼り生地を優先するかで作業が全然違います。

生地を優先して丁寧に外してたんですが、いきなりビリビリ――と破れたのが天井内貼りを天井フレームを通して固定してる生地が経年劣化で腐っていて破れました。

スタート部分の釘とめ部分はまだ10本くらいしか外してないのに中央部分が先に破れ落ちるという事態にその先が見えた気がしました。

やはり生地はパリパリで布なのにプラスチックのように割れる事態でした

そのまま外しは終了。

錆びと生地の麻粉と何かわからない粉じんに新年0時過ぎから激励されました。