やっと納車ですが、、、。

作業には失敗はつきもの、しかし失敗をいかに早く成功にするかが腕の見せどころかも、、、。

失敗はもう1つありましたマニホールドのずれ防止ピンもそうですが、2年前にエンジンを造ったんですが、その時にマニホールドを思いっきり外側に研磨した時に貫通してたのを忘れて組んでしまっていたエア吸いしていて、イベントが近かったので金属用パテで穴をふさいで走ってもらいました。

思いっきり忘れてました。

しかし、ワーゲンエンジンは吸入効率がかなり悪く、吸入角度を控える研磨をしなくてはならず、いつも貫通するくらいぎりぎりまで一部を削ります。

エンジン回転が最大トルクを過ぎた後は吸入エアーがそれ以上入らないから回転が上がらず、その回転域をいかに幅広く出来るかがエンジン設計の肝になります。

現代のエンジンでは削って修正するような設計してるエンジンなんかは設計ミスと思います。
現代のエンジンは燃費の確保と完全燃焼との戦いで、プラグなどはかなり酷使されてます、だから形や放熱量などの違いがあるプラグがものすごく種類がありますね。

高効率燃焼は燃焼室の中心で着火が基本です、ワーゲンの使っているプラグB6HSなどは熱には強いが燃えにくいですねー、ここでいろいろ実験した結果は、プラグはNGKでBP5HSー10で点火時期10°セットにしてます。
このプラグはなかなかありません、燃焼の中心で着火です。
イリジウムよりかぶりません、かぶり気味の方は是非お試しください。
キャブの燃焼調整は排ガステスターでco1.70あたり、 hc700から800くらいがいがいといいです。
これになりにくいエンジンはキャブレターリンクからのエア吸いもしくはバルブにカーボンが付いていると思います。

今、1基あるエンジンは1641ccでバランスや重量測定済みエンジンで、最高回転7200rpm、130キロ巡でリッター14キロ、超燃費使用でのセットですが、メインジェットの封印を解いてやれば回転は上げれるでしょうが、レースではないので封印です。

まあいろいろ試してます。

エンジンにはいろんな理論がありますが味付けする方法をいろいろ知ってるのもメカニックの仕事です。

ビートルのオーナさんお待たせしましたが、エンジンは大事に激しく使ってやってください。

車は楽しく、環境に優しく乗る事が今後の課題と考えていますのでそのためにいろいろ研究、実験をしていこうと思いますのでいろいろな情報がありましたら是非ご意見ください。

失敗、確認ミスしました

オーナーさんにはご迷惑をおかけしてます。

先日、京都嵐山でのイベントには車体の完成はとりあえず間に合いましたが、何やら1気筒だけがおかしい状態で参加してもらいましたが、その原因とは、確認ミスでした。

そのミスとは、4番シリンダーだけがおかしい、アイドル調整スクリューを調整しても変化しない、ブレーキクリーナーをかけてみるとエンジン回転が下がる、確実にマニホールドフランジからエア吸いでした。

原因は取り付け時にポート位置がずれないようにと取り付けボルトにノックピンを入れてあったんですが、その高さが0.3ミリほど長く、密着できてなかった、だからエアを吸っていたのが原因でした。

だからエンジンが回かったのでした。

しかし、高回転はまわりますが、低回転はアメ車のようなエンジン音はドルドルドルーーーでした。

確認ミスです、ごめんなさいオーナーさん。

まだ、確実に証明できてないんですが、こうみょうたんの密着テストでは密着は大丈夫、残された物はノックピンのせいで浮いているでした。

オーナーさんー、もう少しお待ちください

間に合ったようですが。。。

テスト走行も終わり何とか形としては間に合いましたが、しかし、まだ不満が。

フューエルポンプの吐出量が足りないのかアクセルを踏み込むとしばらくすると息をつく、しかし、踏み込み量を少なくい加速すると走る、ポンプだな―――。

もう一つは、ハ―ストタイプクイックシフトがとても入りにくい、シフターについてるリターンスプリングの硬さが硬過ぎてシフトしにくい。
もう少し考えて作ればいいのにな~と思いながら、このタイプでおなじみのリベットはずれの対策で4個のリベットのうち2個対角線をはずしてボルトへ交換、リベットが走行中によく外れるんですよね、多分原因はシフターについてスプリングが硬過ぎて動かしてる時に無理するんでしょうね、負担がかかりリベットが飛んでしまいレバーが外れるだと思います。

ワーゲン部品は新品だから安心と思ってはいけません、必ず点検をしてください、ミッションなどはりビルトだからと言ってそのまま組み付けないようにしてください、せめてデフだけは外してベアリングを確認してください、たまにガリガリのベアリングでも中古そのまま使ってます。

いろいろしてるとこんな時間までかかります、ここ2週間は5時間睡眠、だからといって手抜きはできません、オーナーさんが楽しみに待ってるので安心できるものを作りたいですね。

こういう車(趣味の車)をいじってると良く感じることがあります、オーナーさんたちは車とともに人生を過ごしている、車は道具なのですが、道具ではない、子どもというより車が友達のようになってる、オーナーさんたちは車がないと何かが違ういきいきしてないですね、車が元気だとオーナーさんも元気みたいですね。

古い車などは作業よりいろいろ考えて計画を立てるのに時間がかかります、いざ作業をしてみるとここもダメかーとかなどなど、見て見ぬふりはできないのでどんどん時間がかかるんですよねー。

こんな時間まで作業ができるのは、いい車になったらオーナーさんがどんな顔をするだろうかとか思うと気合が入りますねー。
そのあとにお金が付いてくる感じですね。

これからも失敗はするかもしれませんが、いい作品(車)を造り続けたいですね。

少し燃えすぎたのか、持病の腰椎分離症が発生、腰痛です、痛くてなかなか立ち上がれません。

この仕事もいつまでできるんだろうかなーーー。

さあー、家に帰って寝ますー。

なんとかまにあうか??

毎日がんばってまっすよーー。

オーナーさんを待たせて2週間、1週間くらいかな?と思ってた作業が2週間も。

なぜかは、エアコンコンプレッサーが邪魔できれいにヒーターダクトがつかない、さらに、キャブレターが邪魔でファンシュラウドがつかない、拡大オイルクーラーがアームが邪魔で着かない、電気回路のリニューアル、リレー化など、ほかたくさん問題ありで考える時間ばかりで作業が進まない。
そんな中でほかの作業をしてる時に集中力ない時に眼球にけがをしてしまいました、メカとしてはだめですね。

しかし、なんとかぎりぎり間に合いそうですが、まだエンジンはかかってないので確実かはわかりません。

オーナーさんの熱意に答えるのが仕事なのでがんばりますので、オーナーさんもう少しお待ちください。

本日にはエンジンはかかりますよ。

残暑でござんしょ?

あつはなついですね。

と言いつつ、そんなに暑くないですね。

今年は何かがおかしい、原因は日本上空のジェット気流にあるようです。
ジェット気流は蛇行しながら地球を流れてるのですが、その蛇行ポイントが今年はずれているせいです。

例年なら香港辺りから韓国目指して右肩上がりに流れてるのですが、今年はモンゴル辺りから韓国目指して右肩下がりにさらに関東辺りで右肩上がりに蛇行のターンポイントがずれています。
だから寒気が入りやすく気候が激変するのと、やはり温暖化で海水温度が高く雲ができやすいことで安定しない、熱帯雨林気候のようです。

魚も熱帯化してます、通常5月くらいから宮崎あたりで釣れるカツオは今年は3月くらいから釣れたそうです。

海水温度は日本海の新潟県沖では2度ほど平均温度が上がってます、ということは、浅瀬ではもっと上がってることになります。

このままではイワシやサンマが北上してしまい、代わりに沖縄のように熱帯カラーの派手な魚がスーパーの魚売り場に並ぶことはそう近くないと思います、この前金沢のすし屋に行ったら深海近くにいる魚の握りネタがありました、おいしかったです。

しかし、深海魚は寿命が長く数も少ない、それを乱獲するとなると生態系は完全消滅ですね。

生まれてくる1つの生命には必ず意味があるのです。
その生命は何かやらねばならない宿命があり、それを果たす義務があり、その義務は遺伝子がある限り遺伝子は環境に変化しながら続きます。
ゴキブリがいい例ですね。

人間にも義務はあります。

皆さん、自分のやらねばならない宿命、義務にお気づきですか?
何のために生まれてきたのか?

ここ1週間ほど熱意のあるビートルオーナーさんの車にかかりっきりです、この熱意に負けないくらいいい車作りをしてるつもりですが、いろいろ問題があります。

エアコン付きツインキャブにするのですが、ファンシュラウドがでかい、エアコンコンプレッサが邪魔で、ヒーターエアーホースがつけられない?おまけにキャブレターリンケージがつかない??
拡大オイルクーラもつかない?

つかないなんてことないんですが、不可能を可能にすると言ってる以上完成させます。

もう大体の案はありますから、あとは時間の問題です。