最近はかなり忙しく、何人からか日記の更新がないと言われてたのですが、なかなか時間がなくて。
どれだけの人が見てるかはわかりませんが、今までカキコしてきたこの日記にはそれほどたいした内容はありません
最近はかなり致命傷なトラブル続きの車両が続き、数台ともどのように継続させるかでかなり考えました。
やはり暑い夏を過ごしてるせいと、オイル交換の距離が3000km?なぜ?
と、これが原因のトラブル車両が多く内部の摩耗で発熱が多いというのと、異音がするがありました。
以前に触れたあるところのシリンダーヘッドですが、新品ですがこれを組み込むと左右と、4燃焼室の容積違いでエンジンがアイドリングで振る症状が増えてます。
新品だから安心と思うと痛い目にあいます。
水平対向だからこんな音とか思うのも勘違いです
エンジンは燃焼室の容積が違うと思うように回りません。
しかもアイドリングもしにくいです。
現在この症状で作業中のエンジンですが、燃焼室容積が、62.0cc 2番63。0cc、3番 57cc、4番 56ccと測定ではバラバラでした。
圧縮比を計算すると、6.69 2番6.61 3番7.12 4番7.12とバラバラで左右ヘッドで差がありすぎます
こうなると、左側3,4番は圧縮が高いためピストンがクランクシャフトを押し下げる力にパンチがありますが、1,2番は0.4ほど少なく例えるなら、筋肉痛の右足と絶好調の左足で自転車をこぐようなものです。
さあ、どうなるでしょうか??
おわかりでしょう、バランスは悪く、動きの重い方の足が回転時には抵抗になります。
せっかくの燃焼がパンチがないブレーキ作用で足を引っ張られてしまうことになりうまく回りません。
洗濯機の脱水がバランス悪く回転してるようなもので、回転が上がってもバイブレーションは止まりません。
ちゃんとしてるエンジンは振ることもありませんが、燃焼時の振動はもちろんあるので多少はガタガタとありますが、ばらついてるエンジンなんかより比にならないような振動です。
昔の3気筒の軽自動車のワゴンRくらいの振動でしょうか?
以前にこの辺をきちんとしたのが数台あるのですが、ふけはよくなり、振動は気にならないほどになりました。
しかし、クランクシャフトの回転バランスをとってないためある回転では出てしまい、それを越えるとほとんど出ませんでした。
この回転バランスを安定させるのは非常に難しく、発電機、プーリ、ベルトの重量、冷却ファンの重量、車体のヨー変化、ロール変化、ミッションからの帰ってくる振動などいろいろ有り完璧はありません
だから国産車などは柔らかいエンジンマウントで共振を吸収させるとか、ハイエースやライトエースなどではマフラーにウエイトがついてます。
これもエンジンの振を吸収するためのものでしょう。
自分の原付ですが、エンジンとボディー間のマウントを金属製のピロボールに変えたのですが、これがかなりの問題が出てしまい、エンジン音はかなり大きくなり、更にエンジンの高回転が30パーセントほどが回らなくなり少し考えましたが、作業は1つしかしてないのでマウントが硬すぎるが原因でした。
この実験の延長で、リアショックを別体式タンクのある柔らかいショートストロークにしてみました。
やはり回るようになりました。
エンジンの縦回転の振動が吸収され、走行ノイズも入力が減り、回転部分のジャイロ効果が多少は改善したのでしょうか?まだまだですが回転はそれなりに元に戻りかけてます。
回転のピックアップ悪いのはまだ解決してませんが、ジャイロ効果の中心軸がマウントで振動を吸収できないため上下してるのでしょうね。
自転車のタイヤを外し両手で持ち回転させて軸を上下すればわかるでしょう、どれだけの力がこの回転する車輪を上下するのに必要かでしょうね。
宇宙ステーションではこのジャイロ効果で方向を変えてるらしいです。
エンジンで言うなら、バランサーシャフトということになります。
自転車やバイクで言うとアクセル回すとウイリーする、これを大きな回転する円盤で押さえ込む、ある意味違うジャイロ効果で回転力を相殺すことは出来るでしょう。
この原理を利用すれば、同じ効果のものを合わせると相殺される?なら、
最近は高齢化してるので、更年期障害の怒ってるオヤジ同士を向かい合わせにして怒鳴らせたら相殺される???
お互い、なぜ怒鳴ってるのか考えるかもしれませんね。
まあ理論は違いますが、 相殺(打ち消し効果?) にはなるかもしれませんね。
と話外れましたが
ヘッドですね
フェイスを加工して薄くして圧縮を8あたりに持っていこうと思い加工に出しました
片面は1.8mm もう片方は0.9mmけずりで近づきました
計算上ですが、0.1mmで0.58ccの減になりました
燃焼室の形状もあるので0.1mmが一定に0.58ccとはなりませんので参考数値とお考え下さい。
新品ワーゲンエンジンの方は確実にこれに当てはまりますので安心してダメと思ってください。
新品ヘッド購入者さんも確実にダメです。
ヘッドに関してはまれに合うこともありますので100パーセントではないですが、見てる範囲では100パーセントダメとわかりました。
自分のは大丈夫と思いの方はそのままでよいでしょう。
いちお皆さんには一言は言ってますが、判断は自分でしてください。
燃焼室容積の理想は、50cc以下でしょうね、ピストン部にも容積測定しなくてはいけない部分があるので、ピストントップの部分容積10ccくらいも考慮して加工が必要になります。
この計算では大体7.83の圧縮比になります。
個人的な理想は11くらいにしたいのですが、ノッキングがそれぞれの回転域の一部で出てしまい、カランカラン音が止まりませんでした
ミニのレースをしていた時は、14.2という圧縮で走ってましたが、10000回転を超える回転が常時使用のシフトポイントだったため、数戦走り最後にはガスケットが抜けてしまい、電源切ってもエンジンは回ってました。
デイーゼリングという加熱状態のエンジンになりリタイヤしましたが、その後の改修で10000回転超えの常時回転を実現しました
が、温度上昇に対策に追われと、バイブレーションでいろんな補機類ものにクラックが入りなかなか完走できませんでした。
が、補機類以外の破損以外は、高回転エンジンは5戦のライフは確定でした。
きちんと組み、抵抗なくせばロスもなくなりメタルなどの摩耗も減りました。
雑なエンジンはライフは短いでしょうね。
言われてるあなた、もう手遅れではないですか?