長年あまり進んでないバスなんですが、ちょくちょく進めてるのですが、やはり想定通りという結末でした
写真は、右フロントスカイウインドウの間です
前方から1枚目と2枚目の間のボデじーパネルがよく腐るのは知ってますか?
写真ではわかりにくいのですが天井までフレームがあるのです
これは、運転席シート直後にフレームがあり、フロアから天井まで1周してます
ここが錆びて強度が落ちると走行時の荷重が逃げてしまい、段差があるたびにボディーが変形しながら走ることになります。
最近の言い方で言うと、バルクヘッド名称という解釈でいいと考えます。
日本車で言うなら前にエンジンがあり、フロントガラス根元から隔壁になるパネルがあるのですが、エンジンルームと室内を仕切る鉄板です
ここが箱としての合成を維持するためには必要な部分なのです。
テイッシュペーパーの箱で言う長方形の短い方の側面です
ここを足で踏んだりして潰れてしまうと形が形成されにくくなるのはなんとなくの人が経験あると思います。
ワーゲンバスで言うとここになりますが、形状的にフレームだという解釈もできます
ここの部分のフロア側を強化するとかなり動きがよくなる事が実験で明らかになってるのですが、金額的にもなかなかできない部分なんですよね
と、いちお左側も見てみたのですが、こちらはかなりひどくふれーむは錆びてありません
こうなると、ブレーキ時や走行時の入力に対して確実に力が分散しませんのでだんだんサビと衝撃でのねじれで破損します
ドアの開閉でもだんだん破損することになります
この部分には水抜き穴なのか?20mm程の円形の穴があります
この部分からサビがジャッキポイントに落ちて、地面に降り注ぎます
スカイウインドウ間のフレーム部分を叩いて、パラパラと地面にサビが降ってきたらこの写真の状態を想像してください。
この状態であると想定できる見方は、まずこの部分が台形状態に錆びます、穴が軽く空いてます、パテ盛りされてます、塗装の下からサビが膨らんでます。
以上の1つでも該当すればこの状態に近いものがあります
早めに手を打たないとフロント部分のおでこの部分にも穴があきます
こうなるとぐるっと1周しなくてはならないので、作業金額は未定の状態になります
23ウインドウのワーゲンバスだけでなく、11wでもなります
リアゲートヒンジの天井の雨戸井レールがあるのですが、ここのあたりにヒビがある場合もこの症状が想定されます
リアゲートを閉めるときに、ゲート内でサビが踊るような音がしてれば確認する方が良いでしょう