穴があいてから何年物なのでしょうか
いろんな店で作業したフロア修理をいろいろ見てきましたが、ほとんどがダメです。
唯一感心したのは、マレーシアだったかな?ここから来たバスはかなり腕のある溶接してありました。
全てのフロアパネルが重ね溶接ではなく、切断面の突き合わせ溶接でした。
フロアパネルもプレスでリブを作ってありました。
日本のワーゲンで有名なショップなんかは、上からは綺麗に塗装してあり、裏面見ると重ねて溶接してあり、さらに塗装もされてない貼っただけの溶接も綺麗にされてない。
見た瞬間、良い腕だな、イグノーベル賞ではなく下手くそノーベル賞を上げたいくらいでした。
そこの店は、その後の態度も悪くお客さんに態度悪いぞノーベル賞で、オーナーさんの代わりに電話して交渉してたのですが、最後は無視されました。
車両購入後の保証とは何なんだー、問いたいくらいです。
が、このようなレベルの低い方もいたという表現ですが、大体は見えないからいいよという感じの作業です。
切断面を重ねずに溶接して1まいの鉄板とすることは難しいのです。
問題は綺麗に切断できて、強度も保てるかでしょうね。
時間との勝負です
このフロアならだいたいの作業時間は2から4時間くらいで塗装までできます。
どんどんサビ箇所が発覚してしまうような状況のパネルの状態なら時間はもう少しかかります。
切断は車体側を1周を1センチから2センチくらいアンダーで切断して、そこに新しいパネルをはめ込みながら、点で溶接していきます。
形が決まればエアソーで切断していきます、こうすると切断の刃物の厚み1mm位の隙間で切断でき、さらに同時に溶接を走らせます。
フロアの平行度も気にしながら溶接します。
錆で薄い部分は鉄板をハサミで切りはめ込みながら溶接します
こうすると鉄板に段差がない状態が形成できます
ここからは予算次第です
溶接部分を綺麗に削り面を出すか、今回の写真のようにそれなりに削り時間をかけないようにするかで予算が決まります。
金額は3万くらいから6万です
溶接が裏綿まで浸透してるかが重要なポイントです。
溶接されてないと面出し削りの段階で穴があいてしまうからです
予算が少ないので手抜き交換でした
手抜きでもレベルがあります。
塗装はそれなりに浸透させないとすぐに錆びますので、希釈度の薄い塗料をまず塗りこみ、溶接面の隙間浸透させます
こうすれば予算不足で、溶接跡の凸凹雑にも浸透します
完成写真の取り方が悪く、ホコリなどが写りこんでますが、ちッピング塗装と5回塗装してます
何年もつ