ドアの水抜き穴が無い?なぜ??

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水抜き穴がない

抜けない?

パテで埋まっていてドライバーでほじってもほじれない。

どうなってんだー??

内張りめくると水の通過する溝がコーキングで1センチくらい盛り埋めしてある

なぜ? どうして?

コーキングして錆びにくくなると思ったんだろうか?

しかし、これを気になるオーナーさんの勘が鋭いほうがすごいものだ

こちらは何気なし忠告したつもりだが、気になってたらしく、水抜き穴何とかしといてと言われ、なんかあったっけー?

あーーーー、あ、、あれねーーー。

確か、ウインドレギュレターの作動が重いからその時に発見したやつかーと思い出したが

本人はどうしても気になってたらしい

それは正解でした。

コーキングはがしてみると、というか、剥がれない。

ドライバーとほじくり用に専用工具を削り加工して作り3mmの隙間にまでほじくり開始。

なぜか取れない隙間3mm

と思ったら、明るくなり光が見える

パテが割れ落ち貫通。

そこからサビの粉が大量にサラサラーーっと出てきてしまい

あーあー、どうしようかーー??

といいつつ、これは想定内。

助手席側は貫通せず。

想定済みの理由は、数年前に大阪の方で全塗装してもらったらしく、それなのにドアの角が裏側から膨らんできてる理由があり、これを本人が気にしていた

なかなか状況がわかるオーナーさんで、大きくなると余計にややこしくなる為早めにということだった。

さらに、コーキングの現状を以前にみたらしく気にしてたらしい。

こちらはすっかり忘れてたのですがーーー。

屋根下保管でこれでは相当進行してるかもねーと想像はしたが、それほどではなく想定内。

3mm隙間がほじれない理由は、純正当時の接着剤のコーキングが下の角前後にあり、これが硬化していたことがほじれない理由でした

ほかの幅1センチから1.5センチくらい、長さ70センチくらいでしょうか?数年前にコーキングされた部分はしつこかったがすぐに剥がれ、裏綿は予想通り。

コーキングのせいで余計にサビサビ。

当時物のコーキングは、専用工具を熱で温め柔らかくしながらほじるの繰り返しでドア1枚1日くらいでしょうか?完璧にしたのはこれくらい時間がかかりました。

ここに薄めの塗装を何回も流し込み、錆びてるプレスラインの合わせ面などに染みこませて水が流れる川の部分にあたるところの流れるスピード、排水性を上げるように処理をしました

さびて綿のように保水してしまうから錆びるので、保水しないように処理をすれば錆びにくいと考えます。

しかし、ドアパネル表面のパテが剥がれ貫通した部分にはもう一度パテでは同じことになります。

隙間にはエポキシ樹脂を裏面、表面にアルミテープで溜まり(ダム)を作り樹脂で固めました

これを表面を削り、削り傷は塗装を何回か塗り、研磨、面出しとくり返しきれいにしました。

何年持つの?と言われると、パテより保湿性はないから割るまでくらいしか答えれないけどパテよりマシでしょう

見えにくいけど角部3から4センチくらい同じような色で塗装しました。

昼間見るとわからないけど、蛍光灯などで見ながらこの範囲と言われると何となくここかな?位の感じです。

色合わせが日焼け色等が有りなかなか合わないのが問題なんですけどねー。