バキューム式のディストリビューターですが、これは簡単にポイントレスにできません
できる技術者がいればできますよ
まずは作動部全てのクリアランスの調整から始まります
結論は、マグネットセンサー部のクリアランスが無いし、バキュームで点火時期が変化移動する部分に対して干渉してしまうからです
結局は3時間くらいかかりました
この理由、以前のオーナーさんの時に、修理した車屋さんがクリアランスということをわかってないことでした
縦軸のガタ3mmもあり、点火時期がバラついていたことです
正確に組んだあとはブレはありません
ここまで変わるかと思うくらいでした
マグネットセンサーと円盤型のマグネットとはクリアランスがなく接触してしまいました
しょうがないのでローターがつくシャフトを数ミリワッシャー噛ませて調整しました
その代わり、センサー部に貼ってあるメーカーのステッカーがはがれてしまうくらいのぎりぎりのクリアランスでしかできません
更に、ロータも加工しなくてはいけません
そうしないとキャップ側も損傷します
これを理解できて完成すれば、見た目は普通で中身が違うということができます
結果は、エンジン始動性が激変、かかりやすくなり、走りも全体的にトルクが増えました。
この業界でみんな言うのがこの部品壊れたら?とか、壊れるから使わないとか、、、。
今まで推奨してきて数を取り付けたけど、トラブルとは1回くらいです
このメーカーの同時点火の方はトラブルあります
みんな同じで、長期保管後のあとはミスファイヤーや、点火力の減少などありましたが、これを使うとエンジン音が変わります
点火力が上がるせいか、うるさくなりました
この同時点火は、無接触式ポイントこの2つは時期の変化を信号か何かに変えて、内部にある電源コントロールトランジスターで12vを制御します
この時に、コイルの電圧など上げたタイプの使用は長期的には使えません
ポイントレス式のセンサーで、高電圧式コイルの使用した結果で、気温が上がる5月くらいにはこのセンサー内部が焼けてしまい壊れました
本来ではダメな使い方をしてみましたが、冬に使えてたのでいけると思い、3台ほどこの仕様にしましたが、気温が上がる5月ころに焼けました
かなりのパワーと燃費が出るので推薦しましたがダメでした
いろいろ調べた結果では、内部のトランジスタを許容範囲の大きなものに変えれば使えるとなんとなくわかりました
これと同じ現象が起こるのが、安物のヘッドライトのHIDです
ある日本のメーカの開発の人と直接原因を教えろと話したことがあるのですが、その時になぜタイマーのように壊れる?と聞くと
それは予算の関係で、高品質のトランジスタが使えないとのことでした
このトラブルのせいでメーカーが潰れそうなくらい悪評なのにまだ使うのか?と聞くと
さらに良い物を作ってますから、購入してそちらの方に変更してくださいとのことでした
会話の仕方が開発者だな、正直だがバカです
裏を返せば、ダメなものをわかっていて売り続けてますということになりますが、これが会社経営ということかもしれませんね
早めに改善、回収してれば大きなことにならなかったと思うのですが。
こちらももう少し勉強して色々と開発をしていきたいとも思います
写真では完全に見えにくいですが、わかる人がわかってもらえればいいです。
わからない人には、やってみれば確実に体感できますと言っておきます